作品紹介

ごく普通の生活を送っていた男が 気がつかないうちに
とてつもないスケールの戦いに巻き込まれてゆく。
たった1人で孤独な戦いをしいられる物語。
人の心の超能力戦争。



この「ヒューマンストーリーズ」は
去年眠ろうかとしていた時、突然浮かんできたもので

大まかなコンテは、一気に書き上げ
実は既に出来上がっております。

以前コンテを人に見せたら、なかなか好評だったので、
ここで本格的にストーリー化することに決めました。


注)いつ出来上がるかは定かではありません。

短編小説7:The ヒューマンストーリーズ~人間物語~【シーン1 日常】

それは  平凡な一人の男の物語である・・・


闇だ…
目の前には無限の闇が広がっている。

そこには 何もない…・・あるのは ただ   闇

「ぅぅ  …  苦しい  …   光が  … 光がほしい…」

   (ふぅ~ やっと コンタクトが とれた)

         「!」

瞬間! ものすごい速さで光が飛び込んできた!



おさむが目を覚ました。
目の前にはいつも見慣れた妻 ゆかりが
まだ あどけなさが残る顔で眠っている。

「そうか~夢か・・・」

(しかし…どんな夢だったんだろぅ…う~ん・・思い出せない)

ゆかり「ん…どうしたの…?そんな真剣な顔して」

どうやら、ゆかりが目を覚ましたらしい。

おさむ「いや…なんでもないよ…。さ、時間だ。起きないと」

おさむは、今 勢いのあるといわれている、ITの会社に
勤めている。
同期からは憧れの職場らしい。
妻も美人で尽くしてくれている。
おさむは、いわば幸せな生活を送っていた。

今日も、いつものように、ゆかりの手作りの朝食を食べて
仕事場に向かう準備をしていると
ゆかりが話しかけてきた。

ゆかり「ねね、あなた、昨日帰り遅くて話できなかったじゃない
ちょっと聞いてよ。昨日ね、隣の奥さんったらひどいのよ…」

おさむは妻の愚痴には慣れていた。
いつも尽くしてくれている愛する妻だし、
理解し 聞いてあげてたのだが、
その時、奇妙な現象が起きたのだった。

愚痴を言っている妻の顔が、なんと表現したらよいのだろう。
[機械的]に見えてくるのだ。
気のせいだと思って見れば見るほど、機械的な顔がゆがんで
見えてくる…。

(俺はおかしくなったのか?)

そう思った瞬間、妻の顔はいつもの優しい顔に戻っていた。

ゆかり「あなた、遅れるわよ。ごめんなさい。仕事に行く前に
変な話しちゃって…」

おさむ「ん?全然かまわないさ。俺もいつも聞いて貰ってるし」

ゆかり「ありがと…いってらっしゃい」

おさむ(気のせいか…)

いつもと同じ朝、いつもと同じゆかりの顔だった…

…はずなのに。




         …つづく

短編小説「THEヒューマンストーリーズ」(人間物語)シーン2 戸惑い

彼おさむは、最近奇妙な体験を感じる事が,増えてくる事に対し、
(これは気のせいではないかも…)
と、徐々に深刻に考えずにはいられなくなってきつつあった。

それは妻ゆかりとの、家庭生活だけに留まらず
時には会社の同僚と仕事をしている時や、
古き知人と飲んでいるとき等に、頻繁に起こる現象になりつつ
ある。

おさむ(他のやつには見えていないのか…?)

その現象は、どう説明していいかも、わからなかった。

とにかく、人間の醜い現象が表に出てくるとき
彼には、その相手の顔が機械に変わり、歪んで変化して見えて
くるのだ。

彼は、その胸中の悩みを、誰にも相談できず、一人悩んでいる頃
同時にもう一つの奇妙疑問が、彼の頭を横切り始めていた。

それは、いわゆるデジャブーといわれる現象であった。

おさむ(同じ日などあるはずは無いのに、今日はいったい
何回目の何月の何日なんだ?)

おさむ(俺はおかしくなってしまったのか…)

おさむは、真剣に心療内科の通院を考え始めていた…。


そぅ考えている彼の顔も実は…。

そして、シーンは変わり
彼の環境全体を写し始める。
更に世界全体までシーンは映し出されていく…。


                    

                     …つづく

短編小説:「Theヒューマンストーリーズ」シーン3-世界背景・其の壱

実は彼の見ていたものは、ある意味正しい認識であり
それが見えなくなった価値観で作られている世界が、現代なのだ。

ここで彼ら「有機生命体」の歴史を説明しておかなければ、
ならない。

地球上に生命が誕生し、やがて人間が君臨するようになった。

時代は機械化文明を向かえ

更に進化は加速度を帯びてゆく…。

文明が進化するにつれ、有機生命体の悪の部分を処理する必要性が迫られてきたのだ。
やがて機械との発達に加え、人類の進化は
悪の部分を機械化することに成功した。

しかし、これは本能レベルでの必要性に迫られての進化であり
それは、誰の目にも止まらなかったのだ。


~それから、更に2000年経過~

短編小説:「THEヒューマンストーリーズ」シーン4-世界背景・其の弐

~それから、更に2000年経過~

(結果)
人類は遂に、時間をも支配するまでに至った。
しかし、有機生命体も改良を加えてゆくうちに
結局は、金属生命体と同一のものとなり、
限界を向かえ、たどり着いた答えは……・・

…元に戻ることだった…。

そぅ、元の純粋の有機生命体(原点)プランクトンの時代から
やり直すことが、唯一残された道だった…。

全ての人類は有機生命体は、その記憶を封印し
元に戻ることを決定した。


ーーーーそして

時間は、時代は、世界は、
果てと無く
繰り返されていたのだ。



物語は、また、現代へと戻る…

 
              …つづく

短編小説:「ヒューマンストーリーズ」シーン5・言葉

おさむは、悩んでいた…・。
元来彼は、楽天的な性格である。
考えても仕方がないと、気楽に生きてゆくつもりが
最近はそうもいかなかった。

おさむ「いったい、どうしたら、いいんだ…。
誰かに相談したところで、信じてくれないだろうし…。」

おさむの心の中で、様々な葛藤やストレスが生じていた。

そんな時…

彼は何を思ったか、普段は手に取ることもない
ノートを買ってきて、ペンを握った。

おさむ(そうだ!誰にも相談できないのなら、せめて
この今起きている自分の中の現実を、小説にして
書き出していこう!)

彼は、そうすることによって一種のストレスも取れるのでは
ないかと、今まで書いたこともない小説を
わらをもつかむ思いで、書き始めたのだった。

そういった日常が続くさなか、
おさむが、いつもの様にベッドに横たわり
眠ろうとしていた。
その彼の頭の中に、あの言葉が、聡明に浮かんできた。

「ふ~…・・やっと、コンタクトが取れた!!」


     いったい誰からの声なのか    …つづく

「ヒューマンストーリーズ」シーン6 銀河系の果ての男と女

「ふ~やっとコンタクトが取れた!」


ここは彼が住む太陽系からはるか離れた銀河系のとある星
(男と女らしき二人の影が映っている。)


目の前に、水晶玉のような物が置いてある。

そして、そこには今までの映像が、早送りの様に映し出されていた。


「さぁ、ここからが問題だぞ。
とにもかくにも、この平凡なひとりの男に
何とかしてもらうしかいないな…。」

「そうね…。」

「とは言うものの我々の出来る事は限られている。
だが奴らも簡単には手出しできまい。
こうなってしまったからには、信じるしかない この男を!」


そう言うと二人は水晶玉へ静かに手を伸ばしはじめた。


           …つづく

ヒューマンストーリーズ」シーン7 監視システム

おさむの住み世界は、見えないものに支配された世界。

【そこに映し出されたのは、大魔王サタンの城】

おさむの住む「地球」という星は、大魔王サタンに支配された
果てと無く支配する為、作りあげられた世界。

彼ら魔王やその部下達は、おさむ達人間の目には映らない。
そのかわり彼らも、人間に直接姿を現し手を出すことは出来ないのだ。

彼ら魔物の支配する目的は、ズバリ負のエネルギーを食らって生きる為。

人の心や自然現象、時には体内に入り込んで操ることで、
支配していた。

それは24時間、年中無休で、万全の支配体制をていしていて
少しの異変をも見逃さないよう、魔物の部下達は監視を続けていた…。


        …つづく