短編小説8ー【自己啓発編1】

(助けてくれ…)(たすけてくれ…)(タ ス ケテ…)

--[第一章]変化--

健一は平凡ながらも、幸せな生活を営んでいた。

長年勤めている会社からも認められきて、
大切な仕事も任されるようになってきた。

最愛の子供と可愛い妻にも恵まれ
「これでモンクを言ったらバチが当たるなぁ」
そう言いつつ、今日も仕事の残業を終え自宅のアパートに着いた。

(死にたい…)(俺は誰なんだ?) (もぅ…イヤダ…)

健一(?)「何か聞こえたような気がしたが…気のせいか…。」

そうポツリと呟き玄関を開けた。

そこには妻と子供の姿はなく、真っ暗な部屋が漂っていた。

健一「あれ?おかしいな、こんな時間に何処に行ったんだろ…」

机の上を見ると、書き置きがしてあった。

[お前の妻と子供はあずかった。殺されたくなければ今日のことは忘れろ。]

健一の顔はたちまち青ざめた表情に変わった。
「う、うそだろ…」

と、その時!何者かが健一の後頭部を…

                  …つづく

短編小説8ー【自己啓発編2】

2023年ー世界は非暴力の世界になっていた。

--[第二章]サイキックウォーズ--

世界は遂に非暴力を実現した。
しかし…戦争は未だ続いていた。

世界非暴力協定により、国であれ個人であろうが
武器や暴力を使用すれば、即「死刑」を宣告される。

そこでは言葉やイメージという
目に見えない攻防が繰り広げられていた。

もちろん暴力的表現は使用してはならない。
だが、それが更に精神的攻防を深くしてしまい、
解決を遠ざけていたのだった。

いつの時代でも、精鋭部隊は存在するものだ。

これはある部隊での出来事である。

隊長「健一!今回の敵は手強いぞ。十分気をつけろ。」

健一「はい隊長十分わかっています。しかし既に…」

隊長「遅かったか…大丈夫か!?健一!けんいち!」

健一「ぅ…、だめだ…、もぅいやだ…、どうにかなりそ…」

バタッ!!!

健一は意識を失ってしまった。

隊長「健一!しっかりしろ!!気をしっかり持て!!!けんいち、けんい~~~…」



…なた

…あなた

…あなた、起きて!

妻「仕事の時間よ!」

健一「ん?あ、ぁあ…そうか…おはよう、今起きるよ。」

妻「どうしたの?何か凄くうなされていたようだけど。」

健一「う~ん、何か夢を見ていたらしい…でも、思い出せない…」

健一は特に気にすることもなく、
いつものように仕事に向かった。

(死にたい…)(俺は誰なんだ?) (もぅ…イヤダ…)

健一(?)「何か聞こえたような気がしたが…気のせいか…。」


健一はまだ気がついていなかった、
何気ない日常の中で、恐るべき攻撃を受けていたことを…

   

     …つづく