(助けてくれ…)(たすけてくれ…)(タ ス ケテ…)
--[第一章]変化--
健一は平凡ながらも、幸せな生活を営んでいた。
長年勤めている会社からも認められきて、
大切な仕事も任されるようになってきた。
最愛の子供と可愛い妻にも恵まれ
「これでモンクを言ったらバチが当たるなぁ」
そう言いつつ、今日も仕事の残業を終え自宅のアパートに着いた。
(死にたい…)(俺は誰なんだ?) (もぅ…イヤダ…)
健一(?)「何か聞こえたような気がしたが…気のせいか…。」
そうポツリと呟き玄関を開けた。
そこには妻と子供の姿はなく、真っ暗な部屋が漂っていた。
健一「あれ?おかしいな、こんな時間に何処に行ったんだろ…」
机の上を見ると、書き置きがしてあった。
[お前の妻と子供はあずかった。殺されたくなければ今日のことは忘れろ。]
健一の顔はたちまち青ざめた表情に変わった。
「う、うそだろ…」
と、その時!何者かが健一の後頭部を…
…つづく
2023年ー世界は非暴力の世界になっていた。
--[第二章]サイキックウォーズ--
世界は遂に非暴力を実現した。
しかし…戦争は未だ続いていた。
世界非暴力協定により、国であれ個人であろうが
武器や暴力を使用すれば、即「死刑」を宣告される。
そこでは言葉やイメージという
目に見えない攻防が繰り広げられていた。
もちろん暴力的表現は使用してはならない。
だが、それが更に精神的攻防を深くしてしまい、
解決を遠ざけていたのだった。
いつの時代でも、精鋭部隊は存在するものだ。
これはある部隊での出来事である。
隊長「健一!今回の敵は手強いぞ。十分気をつけろ。」
健一「はい隊長十分わかっています。しかし既に…」
隊長「遅かったか…大丈夫か!?健一!けんいち!」
健一「ぅ…、だめだ…、もぅいやだ…、どうにかなりそ…」
バタッ!!!
健一は意識を失ってしまった。
隊長「健一!しっかりしろ!!気をしっかり持て!!!けんいち、けんい~~~…」
…
…なた
…あなた
…あなた、起きて!
妻「仕事の時間よ!」
健一「ん?あ、ぁあ…そうか…おはよう、今起きるよ。」
妻「どうしたの?何か凄くうなされていたようだけど。」
健一「う~ん、何か夢を見ていたらしい…でも、思い出せない…」
健一は特に気にすることもなく、
いつものように仕事に向かった。
(死にたい…)(俺は誰なんだ?) (もぅ…イヤダ…)
健一(?)「何か聞こえたような気がしたが…気のせいか…。」
健一はまだ気がついていなかった、
何気ない日常の中で、恐るべき攻撃を受けていたことを…
…つづく